スカイライン~レイクライン~ゴールドライン~雄国~大塩峠~白布峠~鳩峰峠

鳩峰峠を通るルートはこれまで2回走った。
2010年10月はスカイライン~レイクライン~白布峠~鳩峰峠で200km(獲得標高3900m)、2012年7月にはこれにゴールドライン越えを加えて250km(獲得標高4700m)。

今回はゴールドラインを下ってから、雄国の台地を経て大塩峠を越え白布峠へ向かった。距離は前回と同じだが、猪苗代町を通るルートに代えて喜多方市雄国と大塩峠を通るので、獲得標高は5174mで初の大台越え。
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実は、春に獲得標高5000mの自己新記録をつくろうと目標ルートを定め、5月末までに100km以上を6本走った。だいぶ体が整ってきたので、あとは予想最高気温が25度以下の曇りの日を待った。晴れて暑ければこのアップダウンを走破できないことは経験上わかっている。

6月に入ると蒸し暑いか雨かの週末が続き、チャンスが来なかった。

6月最後の週末、それらしき日が来た。6月30日、天気予報は曇り。ところにより晴れ。一部で雨が強く降る、予想最高気温28度、とある。微妙だ。しかし、いつまでもベストデイを待っていては盛夏が来てしまう。日の出前、闇の中をスタートした。

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最初の峠道は高湯温泉からスカイライン。前回もそうだったが、標高1200mのつばくろ谷あたりまでは雲の中だった。1300mまで上がるとお天気になった。

吾妻小富士

吾妻小富士


雲海

雲海


一切経山

一切経山


賽の河原

賽の河原


一切経山の噴気が復活している

一切経山の噴気が復活している



スカイライン最高点6月30日6時30分、最高点1622m通過。ここまで1550mほどの標高差を登ったことになる。ハンドルの右にあるのは熊鐘。

スカイラインを下ると再び雲の下に入った。その方が暑くないからいい。

あふれる雲海

あふれる雲海


秋元湖

秋元湖



レイクライン最高点

レイクライン最高点


レイクラインは楽々通過。

ゴールドライン最高点

ゴールドライン最高点


レイクラインから裏磐梯に入り、セブンで2回目の食事。少し休んでゴールドラインの最高点へ。ここはいつも登山者がいるので写真を撮ってもらえる。

ゴールドラインを下ってから喜多方方面へ走り、雄国パノラマラインへ。夏蕎麦の花が満開で、いつもどおりの最高の眺め。

雄国のそば畑

雄国のそば畑


恋人坂

恋人坂


会津盆地の緑

会津盆地の緑



磐梯山を右手において時計回りに進み、雄国から大塩温泉へ。そこから米沢街道に入り、車がほとんど通らない道を大塩峠へ向かった。この道を走るのは2008年秋以来、約5年ぶり。米沢街道の新道は全舗装の道路だが、昔会津藩と米沢藩を人々が行き来した旧道が舗装道路を波縫いするように走っていて一里塚や山城跡があちこちにある。大河ドラマ「天地人」の頃には旧道を歩くウォーキング大会が何度か開催されていたので、旧道もMTBが通れるほどに維持されている。

雄国あたりから晴れてきて、直射日光を受けるGPSナビGarmin Edge800の気温は30~32度を示すようになった。そうなると急に体力と根性が萎えて、何度か日陰で休んだ。大塩峠は標高943m。雄国の一番低い所から700mを登った。


一旦桧原湖に下りた。昨年はここで山塩ラーメンを食べたが、今年は出発のときに買ったパンでこの日3度目の食事を取った。

桧原湖。右1/4奥に磐梯山

桧原湖。右1/4奥に磐梯山


桧原湖の北端から標高1400mの白布峠へ。最初は晴天で暑かったが、急に曇りはじめて8合目あたりから土砂降りになった。峠に着いたときには薄手のウィンドブレーカーを含めて全身ずぶぬれ。寒かったので、峠の公衆トイレで雨宿りをした。

白布峠は土砂降り

白布峠は土砂降り


さて、ここからが問題。白布の下りはかなり勾配がある。ただでさえくだりは寒いのに、今は全身ずぶぬれでなおさら寒い。雨でブレーキも効かない。雨がやむのを待つか、根性で下るか、迷って時間を浪費した。

無理して走りだすとやはり寒い。つらすぎる。と、ここで、モンベル輪行袋の撥水性がすこぶるいいことを思い出した。この袋を頭から被って、肩掛けベルトを出すための穴から顔を出せばポンチョのように使えるかもしれない。窮すれば通ず。やってみると、風除け、雨よけになって寒さがしのげた。なんとか米沢市郊外まで下ることができた。

ただ、雨の日の急勾配の下りはかなり危険だった。白布峠の下のトンネルなんか、トンネルなのに急勾配で路面がボコボコ。ポンチョを手で押さえているのでブレーキがかけにくく、握力の限界まで握ってもどんどん加速し、恐怖だった。

モンベル輪行袋をポンチョに(内側がチェーンの油で汚れているので裏返しに被る)

モンベル輪行袋をポンチョに(内側がチェーンの油で汚れているので裏返しに被る)

米沢の平地に下りたら異様に蒸し暑かった。しかし体は寒いので、商店でお湯をもらってカップヌードルでこの日4回目の食事。また、予備の食料がなくなったので、売れ残りのアンパンを1個買った。

白布峠から先は写真がない。写真を撮る時間も心のゆとりもなかった。

奥羽線の関根駅、水窪ダム、国道13号、ぶどうまつたけライン(広域農道)とひたすら走った。

※このあたりの写真は前々回前回をごらんください。

鳩峰峠の登り口に着いたのは5時20分。4時半には到着する予定だったが、雨宿りしたのと足が遅いのとで50分遅れた。道に5分ほどへたり込んだ後、コーラを飲んで最後の峠へ向かった。

胃にはコーラしかなかったが、胃が疲れていて、吐きそうになった。

時々、足がつりそうになったが、ペダルが下に来るときに足をまっすぐに伸ばして、なんとかしのいだ。

鳩峰峠は標高差500mで、斜度は白布峠や福島の高湯温泉までの坂に比べればまだマシ。黙々と漕いで峠には6時過ぎに着いた。前々回前回は10秒シャッターで記念写真を自撮りしたが、今回はその余裕もなかった。

鳩峰峠のΛΛΛ

鳩峰峠のΛΛΛ


鳩峰峠で丁度200km。腹は減ったが、「残りの50kmはずっと下りだから、なんとかなるわい」と思っていた。が、下りはじめて5分もしないうちに体がしびれて動かなくなった。

ハンガーノックだ。

米沢の商店で買ったアンパンは喉を通りそうもなかったが、ほかに食べ物がなかった。ただただアゴを上下に動かして半分を食べ、道に大の字になって15分休んだ。車は一台も来ない。猿か熊しかいないような山の道だった。

もう二度と挑戦しないと確かにこの時は思った。

飯坂温泉に下りた頃には暗くなった。夜のフルーツラインをゆっくり走って250km、標高5174mの自己新を達成した。

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反省

  1. 長く走るときは何をいつ食べるかが問題だ。食べなければ走れないし、坂は登れない。何度も食べるので、150kmを越えるあたりからは胃が気持ち悪くて食欲がなくなる。コーラを何本も飲むので口が甘くてなおさら気持ち悪い。過去2回、鳩峰峠を越えた経験から、食事は
    • 色々なものを食べる
    • 甘いものの他にしょっぱいものも食べる
    • フルサイズのラーメンは無理
    • コーラ、コーラと続いたら、次はお茶
    • まとまった量を食べるのは4回くらいにして、その間に力が出なくなったら液体補給のみにして胃を休める。

    を心がけた。口に入れたのは、白飯カレー、ポテサラサンド、シュークリーム、コーヒー、豆パンマーガリン、ランチパックピーナツバター、カップヌードル、アンパン、コーラ3本、お茶2本、水2本、ウィダーインゼリー1個、High5 EnergyGel 2個。

  2. Garmin Edge 800は170km地点で動かなくなった。バッテリーが切れる前に外部バッテリーをつないで画面を切り替えたらフリーズした。雨に濡れたせいか。前回250km走ったときと同様に、走行データは取り出せなかった。どうやらEdge 800は100マイルを超えるとフリーズしやすいらしい。
  3. 半袖、長袖、ウィンドブレーカ、タオルを持参したのは正解。途中で挫折してもバスや鉄道で帰れるように輪行バッグも持ったが、雨具として役立った

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