銀杏めぐりと村めぐり&赤留峠

11月20日、お天気に誘われ、会津盆地の周縁と只見川沿いの村めぐりに走った。

鶴ヶ城~サイクリングロード~馬越

この日は高速バス輪行して鶴ヶ城前から出発した。高速バスは福島、郡山、いわき、新潟、仙台、新宿から会津若松まで出ている。若松は晩秋の会津盆地名物、朝霧でモヤっていた。大川サイクリングロードを走った後、馬越(芦ノ牧温泉駅の東)から右折し、盆地の南の縁を辿った。

いつもの通り、クリックで写真拡大、さらに写真の右又は左クリックで次又は前を表示します。

左下り観音の激坂

最初に左下り観音に立ち寄った。左下り観音は会津三十三観音のひとつで、自転車友達から登りの道が厳しいとは聞いていたがその通りだった。会津を走りはじめて三年半、自転車を押したのは安藤峠以来2度目となった。実際、ペダルを漕いで登るより押した方が速く進む。漕いだらタイヤが落ち葉やコケで空回りして進まなかった。道というより登山道に近い。

会津盆地の集落めぐり

その後は、福永、八重松、藤田、領家、富岡、赤留の集落を通った。


藤田には、集落の中心部に掲示板があり、緑の鉄板に「今月の休日」とか、集落のみなさんへのお知らせがチョークで書いてある。これがなんともいい。この村の人は勤勉でいい人達に違いない。今日行ってみたらやはり「今月の休み」や行事が書かれていてうれしかった。21日「家庭の日」ってのがまたいい。まじめだ。掲示板の向かいには紀元2600年記念の時計塔がある。この中の時計がちゃんと正確に動いている。まじめだ。

藤田のとなりが領家と富岡。市野峠の記事でイザベラバードが通ったかもしれないと書いたところだ。二つの観音寺を改めて見て、これがバードが書いた金色の二つの塔とは思えなかったが、富岡の銀杏は金色の塔のようにきれいであった。

馬の墓は、変な名前の小集落。廃業した造り酒屋の立派な屋敷がある。

銀杏(いちょう)

どこの集落にも銀杏の木があった。丁度よく色づいていて、黄色のネギ坊主が遠くからでもポッコリと見えるので、簡単に見つけることができる。会津で銀杏といえば、古町の大銀杏、赤井の大銀杏、喰丸小学校の銀杏、長床の銀杏、大正寺の銀杏を見たいところ。しかし、いずれも遠すぎた。この日、二日酔いで午前10時スタートだったので、遠くの大木はあきらめて、比較的ご近所の名もない銀杏を愛でて走った。

赤留峠

赤留の集落までは何度も行ったことがある。県道赤留塔寺線の終点で、奥会津自転車ツアーでも通った。その先に峠があるのは知っていたが、車でも自転車でも通ったことがなかった。今回はじめて赤留集落を過ぎて、柳津へ向け、赤留峠を越えた。赤留峠は平地との標高差が300m。全て舗装。普通の峠道だった。ただし、峠を越えT字にぶつかったところで左折してもうひとつ標高差150mの峠を越えなければならない。二つめの峠の名前は知らない。市野という小集落のあるあたりだ。ちなみに私はT字で誤って右折し、旧新鶴村の佐賀瀬近くまで下ってしまい、余計に登った。

市野を越えるとあとは柳津町の中心部まで道なりに下るだけ。下りはいつも気持ちいい。途中、いくつか小集落があるが、どれも山里の雰囲気を持っていた。峠を越えて最初にある集落「軽井沢」は、棚田と桐畑の上にあり、田畑がよく管理されていた。老夫婦が湧き水で野菜を洗っていた。

柳津では虚空蔵尊に立ち寄った。庫裡のもみじは終わっていた。残念。自宅に戻ってから民報新聞のウェブで知ったのだが、奥之院本堂の裏手には七色もみじという樹齢700年の木があるそうだ。知らなかった。見逃した。それでも、ちらほら紅葉が残っていて、十分きれいではあった。

只見川沿いを山都へ

柳津から只見川沿いを下って、片門、高寺、西羽賀、川井と走って喜多方市山都へ行った。もう日が暮れそうなので、山都で蕎麦を食べて、タイミングが許せば山都駅から輪行で帰ろうと思った。4時に山都駅に付き時刻表を見たら若松行きは6時22分しかなかった。そんだけ時間があれば若松まで自走した方が断然早い。

ふと下り時刻表を見ると4時6分にSLが通るとある。これは一ノ戸鉄橋へ行くしかないと思って走り出したが、すでに遅し。踏み切りで引っかかってしまった。というわけで、踏み切りのSLと一ノ戸鉄橋を別々にカメラに収めた。鉄橋の周辺には撮り鉄ちゃんが30人くらい集まっていた。

サイクリングロードを南へ

結局、山都蕎麦のタイミングを失った。日も暮れたので、喜多方へ出てサイクリングロードを走って若松へ帰った。

会津盆地へ帰ってきた

会津盆地へ帰ってきた(雄国の山々の向こうに磐梯山の先)


サイクリングロード

サイクリングロード

市野峠

2009年5月24日、時空の路ヒルクライムを走った帰り、スタート地点に戻らずに市野峠を通って、高田方面へ抜けた。眠っていた写真を引っ張り出して、この小旅行について書くことにした。

明治16年、英国人旅行家イザベラバードが東北を旅したとき、彼女は大内宿に宿泊した後、下野街道をはずれて市野峠を越えた。彼女が馬子に引かれて馬で峠を越えたとき、急峻で泥だらけの路に苦労したようだが、現在の市野峠はすべて舗装され、ロードバイクでも越えることができる。

大内ダムを左にみてダムの周囲を走り、氷玉トンネルに入らずに左に折れ、しばらく走ると「イザベラバードの道」という標識柱がある入り口に着く。ここからコンクリ舗装された細い道を進むとほどなく市野峠に至った。

市野峠を越えてからは、イザベラバードも書いたとおりの、急峻な渓谷に挟まれた川沿いの道を下った。地元の人たちが落ち葉掃除をしていた。そのおかげもあってか、道は自転車で問題なく走れる。

やがて市野沢という小さな集落に着いた。ここの家並みは、茅葺屋根こそトタンに変わっているが、大内宿のように宿場の風情を残している。バードの記録にも女が仕切る馬宿があったとある。

市野沢を過ぎ、バードは金色の二つの寺があるところから高田(旧会津高田町)に入ったという。二つの寺は、富岡集落の福生時観音堂と領家集落の常楽寺観音堂ではないかという説がある。両寺は、今は金色ではないが、会津三十三観音の26番と25番の札所になっている。また、富岡、領家、その隣の藤田は、だれが賞賛するわけでもないが、とても風情のある集落だ(上の地図のゴール地点)。そこをバードが通ったとしたら、会津の小集落好きの私としては、ちょっとうれしい(三十三観音については後日書きたい)。

猪苗代湖から馬入(ばにゅう)峠を越え湯野上温泉へ

御霊櫃峠、馬入峠から観音沼と日暮の滝へ11月7日、郡山から猪苗代湖、湯野上温泉、観音沼を経て白河へ走った。この行程を三つに分け、ここでは、猪苗代湖から、布引高原(だいこんと風力発電で有名)の東にある馬入峠を越え、湯野上温泉まで走ったことについて写真を交えて書く。
→この前の路程
→この後の路程

猪苗代湖の南には三つの峠がある。勢至堂(せいしどう)峠は、白河から郡山市湖南町を通り会津若松へ至る白河街道のメジャーな峠で、交通量が多い。安藤峠は会津若松の東山温泉から羽鳥湖方面に抜ける峠で、2008年に自転車で通ったが、道が悪くてひどい思いをした。大根と風力発電で有名な布引高原を右奥へ進むとこの安藤峠へ至る。この日、越えたのはこのふたつの峠の間にあり、馬入峠と呼ばれる。ばにゅう峠と読むらしい。

福島県に長く住んでいるが、この峠の名は前日まで知らなかった。この付近に道があるらしいことは知っていたので、ネットで調べたら、結構まともな道とわかり、御霊櫃峠に続いて、未走破の峠のつぶしに行くことにした。

御霊櫃から猪苗代湖岸を走り、舟津港を過ぎたところから湖を離れ、進路を南に向けて、福良(ふくら)へ走った。福良は、猪苗代湖の南にある宿場町で、会津の宿場の風情を残したいい町だ。大阪屋といううまいラーメン屋や、県立湖南高校がある。馬入峠の道は県道福良羽鳥線と言われ、この町が道のはじまりとなっている。早朝だったのでラーメン休憩は叶うわけもなく、つばを飲み込んで大阪屋の看板を見送り、湖南高のわきを通り、南へ行くと「福良羽鳥線」の標識があった。ここから先は迷うような道はない。布引高原の風車を右前に見て進むと、峠まで一本道だ。

馬入峠は、実際走ってみるといい道だった。道はすべて舗装されていて、落ち葉や落ち枝がたくさんあるところを除けば、路面の状態はよく、猪苗代湖から走ると標高差も300m程度しかない。峠に近づくにつれ、勾配がきつくなるが、峠付近(隠津島神社から先)の平均勾配が7%だから、穏当な方だ。

峠を越えたら、そこから湯野上温泉までの23kmは自転車天国だった。路面よし、交通量少なし、景色よし。道は下り基調だから、急に脚力が上がったような気になって、気分よく走れる。道の近くに川が流れ、渓谷の風景や紅葉も美しい。スピードが出て、自然とハイテンションになって、岩瀬湯本温泉を過ぎ、湯野上温泉まで一気に走った。

湯野上温泉へ到着(この写真に限り翌日の撮影)

湯野上温泉へ到着(この写真に限り翌日の撮影)

御霊櫃(ごれいびつ)峠を越え猪苗代湖へ(再)

御霊櫃峠、馬入峠から観音沼と日暮の滝へ御霊櫃(ごれいびつ)峠へは、9月末に一度挑戦したが途中でリアディレイラーが壊れてチェーンが切れ、片足ケンケンで自転車を押して帰った。さすがおどろおどろしい名前の峠だけあるとあの時は納得して敗走したが、そのまま年を越しては縁起が悪いので、11月7日に再挑戦した。この日の路程は長かったので、レポートを三分割し、ここでは郡山からごれいびつ峠を経て猪苗代湖の湖岸までについてだけ書く。→続々の路程

いやー、御霊櫃峠はいい。郡山から登ると坂は一定の勾配で登りやすく、路面は滑らかだし、道に覆いかぶさる木々も美しい。猪苗代に下るときは急峻な左右の山の景色の変化がいい。そのまま一直線に湖まで下れば、猪苗代湖の景色もまたいい。猪苗代湖ってこんなにきれいだったけ、とマジで思った(何十回と訪れた湖なのに)。

この日はすこぶる天気がよく、紅葉も中腹あたりは見ごろで、最高の厄払いになった。

ごれいびつ峠

※下の写真をクリックすると大きく表示されます。

猪苗代湖 左が磐梯山

猪苗代湖 左が磐梯山。ごれいびつ峠からまっすぐ下るとここに至る

観音沼と日暮の滝の紅葉ライド

御霊櫃峠、馬入峠から観音沼と日暮の滝へ11月7日、今年の紅葉は遅れているので、まだ間に合うかもしれないと思い、観音沼と日暮の滝をめざした。この日、郡山発で御霊櫃峠と馬入峠を越え羽鳥高原を経て湯野上温泉から観音沼へ向かったが、ここでは湯野上温泉から先について書く。
→御霊櫃峠から猪苗代湖まで
→猪苗代湖から湯野上温泉まで

観音沼では、紅葉のピークは過ぎていたが、天気がよかったので、水面に映る紅葉を堪能することができた。

観音沼

日暮の滝は、山の北壁にあり、この日は2時ごろに訪れたが、日陰に入っていて、日向との照度の差がありすぎてよく見えなかった。最近、滝の下まで新しい歩道ができたらしい。この日は時間がなくて下までは降りなかったが、夏に来て滝の下まで降りてみたい。

どちらもアクセス道路の勾配がきつくて、激しく疲れた。観音沼へは、何度も自転車で登ったが、この日は猿楽台地の北のアップダウンのある山道を通って行ったので、なおのこと堪えた。日暮の滝へは初めて自転車で登った。登り始めの坂が、笑ってしまうほど急勾配で細長く、引き返そうかと思ったほどだが、その後、坂はゆるやかになった。観音沼から3km超で、体力に余力があれば登ってみるのもいい。

日暮の滝を見た後、甲子トンネルを経由して白河へ走った。途中、甲子温泉の渓谷と雪割橋の紅葉を見た。甲子温泉渓谷の紅葉はほとんど終わっていた。ぬれ落葉が路面にあり、すべって超危険だった。ロードバイクにはおすすめしない。雪割橋は、4時ごろだったので日が陰ってよくは見えなかったが、午前中ならいい紅葉が見えたと思う。

関東方面に帰る方なら、日暮の滝から西へまっすぐ下って、会津鉄道の養鱒公園駅から浅草方面へ輪行するのがいいと思う。

下の写真をクリックすると大きく表示される。表示された写真の右又は左をクリックすると前又は後の写真を表示できる。

ネコ駅長ブログによると、翌11月8日、湯野上温泉駅近くの橋の上からの景色は下のようだった。午後3時ごろの日差しを受けてオレンジ色が際立っている。12時ごろに同じ場所から撮った私の写真(上の1番目)とだいぶ違うが、日差しのせいか、腕のせいか。私も9日に車で大川沿いを通って改めて気がついたが、大川の渓谷はいたるところ、紅葉がきれいだった。観音沼に登る気力・体力・根性又は暇のない人であっても、すばらしい紅葉をどの橋の上でも見ることができる。

2010会津若松~田島サイクルトレインツアー

10月24日、会津若松~田島サイクルトレインツアーを開催しました。西若松駅から自転車を列車にそのまま積んで会津田島駅に行き、そこからサイクリングして西若松駅まで戻りました。

紅葉ど真ん中のはずでしたが、暖かい秋のため、残念ながら紅葉にはまだ。でも、終日うす曇で、暑くも寒くもなく、コンディションはまずまずでした。

コースは、第4回めにしてはじめて、山登りを取り入れてみました。田島から田島ダムを越え、2009年に開通した積入山トンネルを抜けて、山桜で有名な戸赤を経て塔のへつりへ行きました。距離は10km伸びて、60km。田島から、最初に標高差200mを登り、その後は下り基調。

走ったルートは上の地図をクリックすると大きく表示されます。

平均時速20kmと、ちょっと速かったので、初心者の方にはきつかったかもしれません。それでも、下は8歳(?)から上は78歳まで、老若男女の参加者のみなさんは無事ゴールの西若松駅にたどり着きました。参加いただいた30名のみなさん、ありがとうございました。

各写真をクリックすると大きく表示されます。

畑仕事へ出るおばあちゃんはかわいかったな

紅葉ロングライド 浄土平~裏磐梯~白布峠~鳩峰峠

紅葉グランフォンド2010年は秋が遅れていて、10月の半ばでも檜枝岐のブナ平とか、安達太良山とか、浄土平のような標高1000m以上の場所でないと紅葉が楽しめないと聞いた。ブナ平は遠いし、安達太良は自転車で行けないので、浄土平、白布峠あたりの紅葉チェックに走った。ついでに未走破の峠、鳩峰峠を自転車で越えてみた。(10月16日)

結論からすると、紅葉は磐梯吾妻スカイラインの天狗の庭(標高1200-1400)あたり、白布峠の山形側がいい感じ。鳩峰峠は穴場的にナイスな峠。茂庭はサルが多い。

茂庭のサル

ロングライド終盤に茂庭で出会ったサル


磐梯吾妻スカイラインには、夜明け前にスタートし高湯温泉側から登った。
燕谷

つばくろ谷にかかる不動沢橋の夜明け


標高1200mまでは一気に登ったが、ここから紅葉を眺めはじめて進まなくなった。すでにあちこちに30人くらいのカメラマンがいて朝日の光で変わる紅葉をズームレンズで狙っていた。ここは樹種が多様で紅葉もまぜこぜの美しさがある。
レイクラインの紅葉はまだ。カメラマンもいない。
中津川渓谷

中津川渓谷



裏磐梯も紅葉にはちょっと早い。さらに、裏磐梯から雲が厚くなり、雨もちらついた。光が当たらないと紅葉もよくわからない。白布峠の福島県側にいたカメラマンも「ずっと待っているが光が来ない」と嘆いていた。これは私の言い訳でもある。曇りでガスっぽいと写真は本当に難しい。

白布峠は2年ぶりに来た。2年前は11月3日で峠の紅葉はとうに終わっていたが、枝だけの広葉樹林が美しかった。残念ながら今回はガスがかかって、視界がなかった。
白布峠の山形側に入ると青空が少し見えてきた。ここらあたりの紅葉は量的にすばらしい。もう少しすると周囲の山がまるごと紅葉する。


米沢に下りて、水窪ダム、広域農道ぶどうまつたけラインと走ったが、道がわかりにくい。予めLatLongLabで調べてはいたが、調子に乗って走っているうちに道を誤った。地元の人に道を尋ねながら、なんとか鳩峰峠の麓まで辿りついた。途中で通った関根という町では、庭で芋を洗っているおばあさんに道を聞いた。立ち去る際に家の中にいる孫娘らしき声が「おばあちゃん、どうしたの?」とまったりした声で聞いていた。町の静けさや佇まいがいい町だった。

鳩峰峠へ鳩峰峠は前々から行きたかった峠だ。米沢から福島に抜けるのに、国道13号は走る気がしない。交通量は多いし、栗子トンネルなんて地獄だ。米沢福島間の自転車ルートは私の頭の中ではここしかない。
峠の麓の案内標識を見ると、いかにも平和な田舎道に鳩峰峠9kmとある。奥にはたいした山も見えない。平和な峠の予感がした。こういう雰囲気は好きだ。
ただ、最近まで通行止めだったらしく、現在は片側交互通行、16時以降は全面通行止めとの表示がある。。。聞いてない。ここまで来たらたとえ通行止めでも担いで越えてやる、と思ったが、それもつらいので16時までには越えるべくスタートした。

峠道は全部舗装されていて、よく管理されている。ロードバイクでも全く問題なし。標高は頂上でも900mなので紅葉はまだだったが、紅葉すれば美しい道になると思う。特に、山の上の方は九十九折が続き、勾配が緩やかで気持ちがいい。下から見上げると、これから登るくねくね道が見えるのだが、私的には楽しそうな道に見える。頂上では、10秒タイマーで一人ガッツポーズ写真を1発で決めた。


鳩峰峠は、福島県側もいい道だ。車の通行は少ないし、渓谷は名のある渓谷に劣らず深く美しい。白布峠は-7%の直線的な下りなのでスピードが出すぎて危険を感じるが、ここは-5%なのでのんびり下れる。

ほどなく摺上川ダムが見えてきた。このあたりは茂庭(もにわ)と呼ばれる。ダムができる前は川遊びの天国だった。今は立派な道ができ、サルが橋の欄干で佇んでいた(冒頭の写真)。ちなみに、鳩峰峠からここまでサルの群れには4度会った。こっちは下りでスピードが出ているので、どけどけどけと、道端にいる猿の群れを蹴散らす感じで下ってきたのだ。

さらに下り、飯坂温泉に出た。ここには200円で入れる鯖湖湯という共同浴場もあるので、ここで汗を流すのも一考。入浴後、走る根性がなくなった人は花水坂駅から飯坂電車に自転車をそのまま乗せて福島へ帰るといい。飯坂電車では、朝夕を除いていくつかの駅から自転車をそのまま乗せられる。飯坂温泉の隣の花水坂駅なら15:06分発福島行きの電車までサイクルトレインをやっている。もっとも、JR福島駅にも、温泉ではないが500円で入れる入浴施設があるので、そこまで我慢して走るのもまた一考。

反省

服装はアンダーシャツ+長袖+極薄のウィンドブレーカーだったが、この日は終日曇りで、日光で温まることがなかったので、高地では寒かった。温泉用にタオルを持参したが、これを首に巻いて忍んだ。タオルがなかったらつらかった。

最後の鳩峰峠では、途中、ハンガーノック気味になり、路上にへたり込んで、お守りに持っていた「わさびいなり」を食べたが、それでもスピードはさっぱり上がらなかった。たった9kmの鳩峰峠だが、ずいぶん時間をかけた。やはりロングライドは補給が難しい。

Page 1 of 812345...Last »